で、その正体は何かというと、「Windows XPタブレット(将来はVista)とMicrosoft Touch Packを載せたウルトラモバイルPCの総称」だそうです。
意図的にリークされたっぽい先行情報の通りで、それ以上でも以下でもないという面白味に欠けたニュースではあります。
まず、ウルトラモバイルPC(以下UMPC)とは何かという話ですが、平たく言うと、Vaio TypeU(生産中止)のようなものです。
つまり、PDAより大きいが、ノートPCよりは小さい、という位置づけに困るデバイスです。「新しいタイプのPC」と言われてもなあ。「電子辞書とノートPCとiPodとPDAと携帯電話の他に、更にカバンの容量を圧迫するモノ」と言われた方が、ピンと来ます。
次に、Touch Packとは、UMPC用のソフトウェアパックで、タッチパッドでの操作を支援する(+オマケの)5つのソフトが含まれています。詳しくは、こちらの記事(ITmedia)でどうぞ。
個人的には、数独が含まれているのが気になります。つか、メジャーになったもんですな。Sudokuで通じるのがすごいと思います。数独って何?という人は、「数独」の名称を初めて使用した日本の誇るパズル集団『ニコリ』のページでも、見てください。パズル雑誌=懸賞という図式に成りがちな昨今、パズルの面白さそのものを面白く考えよう、という姿勢が頼もしいです。
話がずれましたが、Origami Projectに話を戻します。
発想としては決して悪いわけではないと思います。ただ、公式なスペックの発表はないものの、おそらく第一世代のOrigamiは、バッテリーの持続時間等にあまり期待しない方が良さそうです。かといって第二世代に期待できるかというと、その頃は、おそらくWindows Vistaの時代となっているはずで、今度はハードウェアの性能的に大丈夫なのかと、やっぱり不安が残ります。
とか何とか文句を言いながら、3年後くらいに自分がこのデバイスを持っている可能性は、意外とありそうです。何となく面白そうではないですか。感圧式じゃなくて、タッチパネルという辺りを納得できればの話ですが。
<関連リンク>
Microsoft Ultra-Mobile PC(英語)
Origami Project(英語)
SS3500の次を考えるときにどうなってるか、と思われます。
確かに中途半端な大きさだと私も思います。
ただ、解像度とハード性能とバッテリーと価格さえ何とかなれば、意外にいけるかもしれません。
課題多すぎですけど。